雑記

書きたい記事を気ままに書いていきます。

機械保全技能士2級実技の勉強について書いていくよ

機械保全技能士2級実技の勉強について

 

本日12/17は2023年度第2回機械保全の試験日ですね。

受験された皆様お疲れ様でした。

 

勉強のやる気がない僕は一夜漬けで挑みましたが自己採点では9割くらい取れてそうなので勉強方法など書いていきます。

 

~前提~

①僕は学生のうちに学科試験が免除になる技能照査に合格していたため実技のみ受験しました。

②工業系の大学で4年間学んだ後、工場の保全マンとして3年近く従事しています。

そのため機械に関する基礎知識などはある程度ある状態からのスタートでした。

 

~勉強方法~

機械保全2級実技の試験内容について13題目から8題目出題されます。

 

・潤滑油

・軸受け

・軸受けの損傷

・歯車

・歯車の損傷

・歯車減速機、排気ファン

・部品の断面図

・軸の寸法

・火花試験、表面粗さ

・油圧回路

・空圧回路

・密封装置

・キー、ピン

・バルブ

 

上記が13題目ですが勉強するのはそのうちの10題目で大丈夫です。

具体的には赤字の題目ですね。

 

勉強に使うテキストは機械保全の徹底攻略を使用します。

さらにその中のカラーの模擬問題のみで大丈夫です。

 

ひたすらテキストを眺めて暗記し、飽きたらYouTubeのそよ風SUNちゃんねるさんの解説動画を見てました。

そよ風SUNちゃんねる - YouTube

 

勉強時間は6時間くらいです。

 

ではそれぞれの題目についてまとめます。

①軸受け

覚えるもの

ベアリングの名称、頭の番号、内径に関する番号

 

6→深溝玉軸受け

7→アンギュラ....など

どの番号がどのベアリングかは覚えて下さい

 

内径に関する番号は最後の文字ですね

内径÷5した数字が書いてあります。

 

例 / 2022年度テキストの問題1-①

内径φ50、内外林とたまの接触角は30°である。

 

組み合わせアンギュラ玉軸受けの番号は7310です。

アンギュラなので頭は7、内径φ50を÷5すると10

と特定できます。

 

2023年試験には出ませんでした。

②軸受け損傷

写真を見て名称、原因、対応処置をあてはめられるようにしてください。

覚え方については特定の単語で結び付けましょう。

 

例 /

スミアリングの原因→油膜の強度不足、転動体の滑り

スミアリングの対応処置→潤滑剤、潤滑方法の検討。極圧剤の見直し

など

 

このように極圧剤と出たらスミアリングと覚えるだけですべての言葉や意味を覚えなくてもわかるようになります。

実務的にはどうなんだって覚え方だけどね

 

2023年試験では名称、原因、対応処置すべて5択で2問出てきました。

電食などわかりやすいものが出てきてラッキーでした。

 

③歯車損傷

こちらも軸受け損傷と同じく写真を見て名称、原因(現象)、対応処置がわかるようにしましょう。

例 /

リップリングの原因(現象)→歯面にのかみあい接触線方向に波形あるいはうろこ状に損傷模様が見られる

初期ピッチングの対応処置→潤滑油の粘度をあげて歯面をなじませる

など

 

2023年試験では同じくすべて5択で3問出てきました。

 

④部品の断面図

破壊の種類は5種類くらいなのでがんばって覚えましょう

衝撃とか静的(延性)とかは見たまんまのそれっぽい断面図してるのでわかりやすいですよ

 

例 / 静的破壊→徐々に増加する荷重

 

テキストでは静的破壊にかっこ書きで延性と脆弱で2種類書いてますが

2023年試験では静的破壊としか書いてなかったです。

 

名称と内容を選ぶ問題でそれぞれ5択で3問でてきました。

 

⑤軸の寸法

マイクロメータの読み方を覚えてペーパーや研削盤などの表

(2022年のテキストだとP329)を覚えればOKです。

 

寸法と対応処置それぞれ5択で2問でました。

 

⑥油圧回路

模擬問題の回路図がそのまま試験に出ました。

すべての名称、図記号、機能を覚えてください

 

例 /

パイロット切り替え弁の図記号→なんか左右に矢印のあるやつ

パイロット切り替え弁の機能→パイロット圧力によってスプールが操作され

 

2023年試験では

10択で4問でました。10択もあるのでちゃんと覚えないとだめです。

ちなみにストレーナーとか圧力計とかわかりやすいのがでてくれてラッキーだった

 

⑦空圧回路

名称、構造図を覚えてください

またトラブルの原因と対策も暗記してください

 

例 / フィルタの構造図→フィルターエレメントやドレン弁などがある

 

試験では

模擬試験のフィルタ、減圧弁、ルブリケータがそのまま出ました。本当にそのまま

 

設問1 名称、構造図を選べは

名称は10択、構造図は6択(模擬試験に載ってるやつ)で2問

 

設問2 トラブルの原因と対策は

3問で原因も対策も3択でした。3択なので自身のあるやつが1個でもあればあてはめて考えられますね

 

⑧密閉装置

写真を見て名称、特徴、用途がわかるようにしてください

 

例 /

ガスケットの特徴→接合部に装着して密閉するもので、静止用シールともいう

グランドパッキンの用途→スタッフィングボックスに詰め込み

 

2023年試験では名称と用途がそれぞれ8択で4問出ました。

 

名称は必ず出ますが、特徴と用途どちらか片方が出るみたいです。

 

⑨ピン、キー

写真を見て名称、特徴、用途がわかるようにしてください

 

例 / 

勾配キーの特徴→打ち込みキーともよばれ~~ハンマーでたたいて使用する

半月キーの用途→キー合わせの難しいテーパ軸に適している

 

2023年試験には出ませんでした。

 

⑩バルブ

写真を見て名称、特徴、用途がわかるようにしてください

配管の事象に関する問題は時間がなかったら捨てても大丈夫です。

 

例 / 

ボールバルブ特徴→シートにソフトシート材を使用しており、~~~流量制御には不向きである

チェックバルブ用途→弁体が弁座に密着して流れを止める

 

2023年試験では

設問1が写真を見て名称を当てる問題で4択の1問

設問2が故障の現象と原因でそれぞれ4択の2問

設問3が配管に関する事象(減肉とか)の部位を当てる問題で7択の2問でした

 

配管の事象に関する問題は模擬問題と違う配管の図が使われていました。

 

以上となります。

たぶんアクセスが上がるのはまた来年の同じ時期だと思っていますが、これからの参考にしてください。